実績紹介

福島潟一級鳥類観測ステーションが老朽化していることにともない、施設の更新に向けた基本設計、実施設計及び工事監理業務を行いました。
建設地は国指定福島潟鳥獣保護区に近接するため、貴重な動植物が数多く生息しています。特にオオヒシクイなど冬鳥の越冬や、他の動植物の生態に影響が及ばないよう設計監理を行いました。
本施設の利用者である鳥類標識調査員の要望や専門的見地を取り入れ、調査に関する作業並びに研修に必要な宿泊機能を効率の良い面積で計画しました。また、既存建物の杭を再利用することにより、コストダウンや工期短縮を図りました。屋根及び外壁材は周辺の景観に配慮した意匠とし、耐用年数が長い材料を選定しました。