実績紹介

　面積約4.9haの地区公園について、基本構想、基本設計、実施設計を行いました。基本構想時のアンケート調査による住民の意向や公園緑地の機能、公園を取り巻く社会潮流などを踏まえ、①子どもの遊び場、②交流の場、③地域防災の場をテーマとしました。
　具体的には、①多様な体験や遊びができることだけでなく親と子どもが一緒に遊べること等に配慮、②交流拠点やシンボルとなる屋根付き遊具を導入、③1次的な避難生活のための防災関連施設を導入し避難広場や仮設住宅建設地となる多目的広場、を設計しました。
　屋根付き遊具は、日差しが強い日や雨の日にも利用できるため、保育園や幼稚園の遠足に使われているようです（建築物は別途設計）。
　遊び場広場は、地域のデザインコードである田んぼの形状を取り入れ、グリッド状の安全領域内に様々な遊具を配置し、全体として迷路性があり多様な遊びが展開するものとしました。