海岸林
新潟市西海岸公園の海岸クロマツ林
海岸林は飛砂防備保安林と保健保安林に指定され、遊歩道などが整備されている
マツ材線虫病に感染、枯死したクロマツ ～松くい虫被害をくい止める対策が急務となっている
松くい虫被害の処理（伐倒したクロマツをシートで密封して殺虫剤を充填し、中にいるマツノマダラカミキリを死滅する）
クロマツ林内に生育する常緑広葉樹は、樹冠が枯れ上がったクロマツ林の防風機能を補完する
過密のため樹冠が小さいクロマツ林が多い
- プロジェクト名
西海岸公園海岸林保全管理計画策定調査業務委託
- 実施期間
令和元年度
- 発注者
新潟市
- 対象地・エリア
新潟市中央区
- 業務内容
新潟市の新潟西港左岸から関谷分水路右岸にかけては、西海岸公園海岸林（飛砂防備保安林と保健保安林）が整備され、冬の季節風に伴う強風、飛砂、塩害等から市街地を守り、また市民の憩いの場として親しまれている。しかしながら、近年、マツクイムシによる松枯れ被害が深刻化し、その実態の把握と被害対策が喫緊の課題となっています。このため被害の実態と経年的な被害の拡大、収束の傾向を把握するため、空中写真判読と現地調査による植生図と林相図の作成、代表的な林相における林況調査（標準地による樹高、立木密度、下層植生等の調査）を行い、現況松枯れ被害量（本数、直径、樹高、材積（処分量）松枯れ面積等）を推計しました。また被害の発生状況や経年変化をわかりやすく表現するため、過去の空中写真や枯松パトロール業務の調査結果から、森林GISを用いて松枯れ被害の発生状況（発生場所、範囲、被害面積、被害木の位置、伐採本数など）を整理し、「松枯れ被害履歴図」を作成しました。